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報告:連続講座 泰澄大師が開いた越前五山 白山編

激しい梅雨の雨となって過ごしにくい日となっていますね。

さて6月28日(水) 午後7時30分~午後9時すぎ、講師藤川明宏氏(福井市文化財保護課学芸員、e-とこ朝日歴史文化部会部会長)による表題の講座が開かれました。今回は中心となる白山のお話でした。

IMG_7287参加者は50名を優に超えていました。多分過去最高の人出となった講座でした。

IMG_7293講師はわざわざ当講演会のために直前に白山登山をされて最新のまだ雪をかぶった山頂からの展望や登山道状況を含んで白山周辺のお話をされました。たぶん、でかい山のせいでしょう、話したいことの半分以下しかしゃべり切られなかったように感じました。またの機会にぜひお願いしたいと思います。皆さんは質問が多くあると思います。個人的に質問を受けますと言われていましたので興味あることは同氏にご質問ください。

文献によれば開山した年にあと100年まで迫れる記述があるそうです。あと100年を何とか迫り生存中の事実をつかみたい気持ちが出ているお話となりました。

白山室堂周辺は表面採取という方法で遺物調査されていて古いものが見つかっています。白山は活火山であったので噴火で埋もれているものがあるはずですが、国立公園のため掘り返すことができないので調査は十分ではないようです。火山流で燃えてしまって消えている可能性もありますが残っていると良いですね。

白山神社の数は岐阜県が一番多いそうです。しかし白山を見られるところは少ないようです。一方愛知県や滋賀県からは良く見えるそうです。また石川県からは単独峰のように見えます。

福井県からは嶺北の平野部からは白山連峰が全体的に見えます。特に当地や越知山山頂部では形の良い連峰が天気の良い冬の日や春先によく見えることは皆さんご存知ですね。よく天王川徳万橋付近で写真撮影している人を見かけます。

加賀禅定道、美濃禅定道、越前禅定道の寺社神社仏像等の説明がありました。しかし業界専門用語らしき言葉も多々有り初心者にはストレートに頭に入らないちょっと難しいところもありました。

次回は7月14日(金) 蔵王山吉野ヶ岳のお話です。水曜日ではありませんよ。金曜日ですよ。間違えないようにお出かけください。講師は種本甚平氏(蔵王山吉野ヶ岳の郷土歴史家)です。第1回の講座をわざわざ聞きに来てくれたそうです。熱いお話を聞けるのではないかと思います。

また蔵王山吉野ヶ岳の神社入り口には泰澄大師白山開山1300年を記念する大きな石碑が新しく立てられていました。ぜひ当地にもお出かけください。

問い合わせ:e-とこ朝日事務局  電話0778-34-7771

 


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